被爆者と空襲被害者と 10.21 集会+ウォーク in 浅草

趣旨

このウォークは、戦後60年の年、六本木ヒルズで開催され、1週間で1万人の観客を集めた『東京大空襲展』にボランティアで参加した戦争体験者や市民のグループ(和・ピースリング)が中心となり、東京大空襲のご遺族や被爆者の方々との協力により開催するものです。

日本の“戦後補償”は、日本国籍をもつ軍人・軍属の方々やそのご遺族に対象を限定し、空襲や原爆などで被害を受けた民間人や外国人の被害者には、いっさいの謝罪も補償も行われていません。

このような政府の姿勢は、戦争の「事実」を市民から忘れさせ、多くの人々の「共存」と「友好」にもとづく平和を作っていく上で、大きな弊害となっています。

わたしたちは、国への補償を求める運動や裁判を支援し、より公平で公正な戦後補償の制度を確立するため、このウォークを出発点に、「戦争被害者・支援者連帯運動」の“新しい波”を起こしていきたいと考えています。

当日は、多くの被爆者・空襲被害者の方々が参加する予定になっています。戦争を体験された方々は高齢化し、憲法9条の改正が、公然といわれる世の中になっています。「平和」を願う多くの方々にご支援・ご参加を頂き、“新しい波”への「一歩」を共に歩み出してくださることを期待しています。