和・PEACE Ring

和・ピースリング とは

六本木ヒルズ
 六本木ヒルズ入り口の行列

わたしたちの会が生まれたきっかけは、戦後60年の年、六本木ヒルズを会場に開かれた「東京大空襲展」です。遺族や体験者たちを中心とした「東京大空襲六十年の会」が主催し、6日間で1万人以上の人たちが訪れる、画期的な展覧会になりました。

このときボランティアで展示をサポートしたメンバーが、わたしたちの母体です。大空襲展の後、有志の呼びかけにこたえた人たちで、2006年3月、「和・ピースリング」が誕生しました。


六本木ヒルズ
 遺影の展示

「和」は平和や非暴力による対話の精神を尊重すること、「ピースリング」には、「平和の輪」=ピースリングを広げていこうという意味が込められています。

現在、20代から70代にまたがる幅広い年代のメンバーが活動しています。


事前集会
 事前集会の様子

わたしたちは、被爆者や空襲被害者の方々との交流を深めるなかで、国の戦後補償が「日本国籍」をもつ「軍人・軍属」中心であるという「ゆがみ」を抱えていること、それが今もなお、多くの差別や苦しみをもたらしていることを知りました。

そこでわたしたちは、「原爆症認定訴訟」に関わる東京在住の被爆者や、「東京大空襲訴訟」に関わる空襲被害者の方々と共に、「戦後補償のゆがみを正し、すべての人々が分かち合える平和を求める」10・21浅草ウオークを開きました。


浅草ウォーク
 ウォークの先頭

当日は青く晴れ渡った空のもと、130人ほどの被爆者や空襲被害者、市民が集まり、浅草の街を“ウオーク”しました。わたしたちの「4つの目標」は、このとき採択されたアピールをもとに生まれました。


わたしたちはこのような経験をもとに、都市への無差別爆撃である重慶空襲の被害者や、中国残留孤児、在日朝鮮人の東京空襲被害者の方々などとも交流を広げています。これからも、多くの戦争被害者、支援者の方々と連帯し、「ピースリング」を広げる活動を続けていきます。

 

新着情報

2011/2/12 東京大空襲史跡巡りを追加

2010/8/12 浅草ウォークのサイトを2010年版に変更

2007/3/31 開設